福祉用具・介護用品を専門としている仕事を15年以上やっていると、杖をついて歩いているところを見てすぐに違和感を感じる時があります。
それは「杖の長さが長すぎる(または短すぎる)」というように、体の大きさと合っていない長さで使用されている時です。
杖を買ったら、「大体このぐらいの長さかな」という感じで適当に長さを決めている方がほとんどだと思います。
ふくしだって、杖の長さの合わせ方なんて習わないですからね。
杖の長さは、その人に合った適正な長さで使用しないと、段々と姿勢が悪くなっていったり、体に痛みが出たりすることが考えられます。



でも、適正な杖の長さってどうやったらわかるの?



これから紹介する方法で合わせてみてください。
この記事では、体に合う杖の適正な長さを知る方法を4つご紹介しますので、その中からひとつ選んで調整してみてください。
杖の長さが合っていないとどうなる?
杖の長さが体に合っていないと、姿勢が悪くなったり、肩が凝ったり、手首を痛める可能性が出てきます。
せっかく安定して歩けるようにと使っている杖が、逆に体を痛める為に使っているということになりかねません。
適正な長さの杖を使うようにすれば、今まで以上に体へ負担を掛けず歩けるようになるはずです。
体にあった適正な杖の長さにする方法4選
杖の長さを体に合わせる方法を4つご紹介しますが、腰が曲がっている人や円背の人は①と②では間違った長さになってしまいますので、③か④のどちらかで杖の長さを合わせてください。
①身長 ÷ 2 + 2~3cm
これは上記の計算式の通りで、身長がわかれば算出することができます。ですが、ひとつ注意点があります。
それは、身長が同じでも手の長さや腰の高さには個人差があるということ。
計算式にはその個人差が考慮されないので、計算したあとに少し高くする(低くする)など、しっくりくる高さに微調整してください。



利用者がその場にいなくかても身長さえわかれば、大体必要な長さがわかるので、家族だけで杖を購入する時などの目安としてオススメです。
②床面から足のつけ根の外側である大転子(股関節の外側で骨の出っ張っている部分)までの長さ
杖を床面につけて立てた時に足のつけ根の外側にある大転子(股関節の外側で骨の出っ張っている部分)あたりに杖のグリップがくるように杖の長さを合わせます。
こうすることで杖を握った時に軽く肘が曲がる状態になり、適正な杖の長さになります。


③足の小指の斜め外側20cmのところに杖を突いた時、 肘が約30度の角度になる長さ
言葉だけでは少し分かりにくいと思いますが、図のような合わせ方ということになります。





この合わせ方はほとんどの方に合う方法なので一番オススメです。
④腕を垂直に降ろした時の手首の骨の出っ張りまでの高さ
無理のない立ち姿勢で腕をリラックスして垂直に降ろした時の手首の位置までの高さが杖の長さになります。


この方法でも適正な長さに合わせることができます。
※①~④はすべて靴を履いた状態で測るようにしてください。(もちろん、屋内でしか使用しない場合は靴は脱いでくださいね(^.^))
まとめ
身長が同じでも腕の長さや腰の高さは一人ひとり違いますし、普段の姿勢も前傾姿勢が強めだったりすることがあるので、上記の方法を参考にしながら使用感と併せて杖の長さを決めてください。










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