【悩み】杖をつく音が気になる

ふくし
福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員13年目のふくしです。
役に立つ介護用品や便利な機能が色々あるのに、介護の現場では知らない人が多いと実感。少しでも介護者の負担やストレスを減らせるよう効果的な機能の活用方法や色々な介護用品を紹介していきたいと思っています。

介護業界では、介護を受ける方(介護サービスを利用する方)を「利用者」と呼びます。

高橋さん    (介護者)

転倒予防に杖を使ってもらっているけど、家の中だと杖をつく音が気になる。

杖を外で使う時には杖をつく音はほとんど気にならないと思いますが、家の中だと案外気になったりします。

そこで、この記事では杖をつく音を軽減させる商品に加え、杖をつく時に「カチカチ」と音が鳴る原因とその対処法についてもご紹介したいと思います。

目次

杖先に取り付けるカバーで、カバーの中に衝撃吸収消音パッドが入っています。

屋外で使用した杖を屋内で使用する際に、このカバーを取り付けることで屋内を汚すことも防げます。

杖をつくたびに「カチッ...カチッ...」と音が鳴る。

堤さん    (利用者)

最初は鳴っていなかったのに、しばらく使っていたら音が鳴るようになった。

とのこと。

ふくし

これ、現場でよく見かけます。

実はこのカチカチ音の大半は「ナットの緩み」が原因です。

長さを調整できる杖にはガタつきを防ぐ為のナットが付いています。

そのナットが緩んでいる、もしくはナットが外れて杖先ゴムの方まで落ちてしまっている場合、カチカチと音が鳴ります。

その他の原因としては、杖先ゴムが擦り減って穴が開いてしまい、杖先ゴムの穴から杖が出てしまっていることが考えられます。

上記の【カチカチ音の原因】を読んでもらえたら対処法はおのずと分かると思いますが、「ナットの緩み」が原因の場合はナットを締め直すことです。

たったこれだけでカチカチ音は無くなります。ナットの緩みを定期的に確認して使用してください。

「杖先ゴムの擦り減り」の場合は、杖先ゴムを交換するだけです。

杖先ゴムの取り外し・取り付けは少し力がいると思いますが、交換方法はごく簡単です。

ふくし

杖先ゴムが擦り減って穴が開いていることに全く気付かず使い続けている方をたまに見かけます。

まとめ

杖をつく音を軽減させたい場合は紹介したような商品を使って、音に対するストレスを軽減させてください。

また、毎日杖を使用するということは何千回、何万回と杖に振動・衝撃が伝わっているいうことなので、定期的にナットの緩みや杖先ゴムの状態を確認するようにしてください。

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