堤さん (利用者)体重が減りお尻の肉が無くなってきたので、便座に座っているとお尻が痛くなってくる。



便座に座った時のお尻の痛みを軽減する介護用品がありますよ。
体が痩せて脂肪が無くなってきたり、お尻の皮膚状態が良くない等といったことが原因で、排泄時に便座に座っているとお尻が痛くなってくるという方がいます。
排泄時の時間は短時間でも、毎回痛くなってくるのは苦痛だと思います。
そこで、今回は排泄時のお尻の痛みを軽減する方法をご紹介します。
排泄時、お尻の痛みを軽減する方法
便座に座った時にお尻が痛くなるのを防ぐには、お尻に当たる便座の硬さを柔らかくするしかありません。
方法としては下記の2つの対応になってくると思います。
①クッションシートを便座に張り付ける
ひとつ目は、「便座に厚みのあるクッションシートを張り付ける」です。
便座カバーや百円ショップで売っているような薄い便座シートは、肌触りは少し良くなりますが、便座に座った時の便座の硬さはそのまま感じるかと思います。
便座シートの中でも厚みのある素材で作られた便座用クッションシートを使用すれば、便座の硬さを少し和らげることができ、お尻への負担を軽減することができます。
厚さ5cmの圧倒的なボリューム感



マシュマロ便座クッション極厚は、私が担当している利用者さんで「使うとお尻が痛くないので良い」とリピート購入しています。
厚さ8mmでもほどよいクッション性。拭き取るだけでお掃除簡単
厚さ15mmでふんわりやわらかな肌ざわり
へたらない
ゾウが乗っても底付きしないと言われているアクションパッド。
体圧分散用の車椅子クッションにも使用されている素材。
②ポータブルトイレであればソフト便座を選ぶ
ポータブルトイレであればソフト便座を選ぶことでお尻への負担は軽減できます。
ソフト便座とは、お尻へ当たる部分が柔らかくなっている便座で、中素材まで水が染み込まないような構造になっていて、取り外して丸洗いできたりウェットシート等で拭くだけでお掃除できます。また、プラスチックの便座と比べると、冷たさを感じにくいです。
もし、プラスチックの標準便座のポータブルトイレをすでにお持ちの場合は、便座のみ取り換えることができる可能性がありますので、購入された販売店に一度聞いてみるといいと思います。
ポータブルトイレについては、下記のページも参考にどうぞ。


まとめ
たとえ短い時間だとしても座った時にお尻が痛いのはつらいと思いますし、その痛みが強い場合はトイレに行くことに億劫になるかもしれません。
そうすると動く機会が減ることで、筋力低下にもつながる可能性もあります。
上記のような方法でお尻の痛みを軽減してあげてください。






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