電動ベッドを使用している方は起き上がる時、食事を摂る時、楽な姿勢をとる時 などに背上げ機能を使うことも多いと思います。
しかし、下記のようなことを介護現場ではよく耳にします。
鈴木さん (介護者)背上げ機能は起き上がりには楽だけど、背上げ後しばらくすると体が足元側へずれ落ちてしまい、元の位置に戻すのが大変。



電動ベッドあるあるです。
食事を摂る時、楽な姿勢をとる時は特に長時間背上げをするので、体が足元側にずれ落ちやすいです。
そこでこの記事では、背上げ機能を使った時の体のずれ落ちを軽減させる方法をご紹介したいと思います。
背上げ時に体のずれ落ちを防ぐ方法3選
①2モーターベッド(背上げ機能とベッド全体の高さ調整機能がある)の場合は背上げ・足上げ連動機能へ切り替える
2モーターベッドの場合は大体の機種で、背上げをする際に足上げも連動して動くように切り替えることができます。(切り替え方法は機種によって異なりますが、大体のベッドはベッドの下を覗くと切り替えレバーが中央辺りにあります)
こうすることで背が上がると同時に足も上がるようになるので、お尻の位置が足元側へずれ落ちにくくなります。


『背』と『足』が上がり二つの山ができることで、その間にできる谷にお尻が収まり体がずれ落ちにくくなるということです。
背足連動の場合は、背上げの角度によって足上げの角度が自動的に決まるので、足上げの角度を自由に調整することができません。
体が足元側にずれ落ちてしまった時の介助負担軽減については、下記の記事を参考にしてみてください。


②3モーターベッド(背上げ機能・ベッド全体の高さ調整機能・足上げ機能がある)の場合は背上げをする前に先に足上げを活用する
3モーターベッドの場合は、背上げをする前に先に足上げをしておくと足側にできた山がストッパーの役割を果たし、お尻の位置をキープしながら背上げができます。





せっかく足上げ機能があるなら使わな損!
③ベッド用のフットレストを使用する
背上げ時の体のずれ落ちを足上げ機能を使わず軽減させる方法としては、ベッドに取り付けるフットレスト(足置き)を使用することが挙げられます。
下の写真がベッドに取り付けるフットレスト。
出典元:シーホネンス株式会社(笑フットレスト)
『足底をサポートすることで、下腹部に力が入り体幹部が安定し、下肢への刺激で覚醒が促され、全身の無駄な筋緊張も緩和されるため、姿勢を安定的に保持できます。』
引用元:シーホネンス株式会社
ベッド上でも足底をサポートすることで姿勢を安定させる目的で作られたものですが、背上げ時の体のずれ落ちを防ぐ方法としても有効に活用できると思います。



このフットレストはシーホネンス株式会社から出ている商品で、取り付けできるベッドは限られています。
背上げをして食事する際に気をつけること
ベッド上で食事をする際は背上げをしますが、この時に体がずれ落ちないようにと足上げをやり過ぎるとお腹を圧迫してしまい、食事を摂りにくくなることがあります。
ですので、食事の際に足上げも活用するのであれば、足上げは少し控えめにすることをおすすめします。
まとめ
背上げ時に体がずれ落ちることは多いです。
特に自分で体を動かすことが困難な方の場合は、元の位置に戻すのは大変で介助負担も大きいです。
電動ベッドの機能や専用の福祉用具を有効に活用して介助負担を軽減しよう。









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