堤さん (利用者)車椅子で自走する時に足も使って頑張って移動しているが、足漕ぎがやりにくい。足漕ぎをしやすくする方法はないかな?



足漕ぎを行いやすくするポイント、ありますよ。
車椅子で自走される方の中には手だけでなく足も使って移動される方がいたり、手を使わず足だけで移動される方もいます。
足漕ぎをすると足が疲れやすい方やそもそも足漕ぎがしにくい方は、今回ご紹介する「足漕ぎが行いやすくなるポイント」を参考にしてみてください。
足漕ぎが行いやすくなるポイント2選
①座面の高さを調整する
足漕ぎをする際に一番重要なのは車椅子の座面の高さです。
しかし、車椅子の多くは座面の高さは固定されているので、クッションを外したり付けたりして調整するか、足漕ぎを行いやすい座面の高さの車椅子に変更する必要があります。



車椅子を使っている多くの方はレンタルされていると思うので、レンタル会社に相談して機種変更してもらいましょう。
足漕ぎしやすい座面高はどのくらいか
足漕ぎを行いやすい座面高はどのくらいかというと、足裏全体がしっかりと床に着いて且つ低すぎない座面高です。
足裏全体がしっかりと着いていても、膝の高さがお尻の高さよりも高くなりすぎる座面高(低すぎる座面高)ではやりにくさが出てきます。
足裏全体がしっかりと床に着いて且つ低すぎない座面高であれば、足漕ぎをする際に力が入れやすくなり、少ない力で足漕ぎを行えるようになります。



力が入れやすくなれば、足も疲れにくくなりますね。
逆に、車椅子に座って足を床に着けた時に足裏全体が床に着いていない(かかとが浮いている)状態だと、足漕ぎは行いにくいです。
また、車椅子の座面の高さは一定ではなく機種によって様々ですが、基本的に介助用車椅子より自走用車椅子の方が座面は低めに設定されています。(介助用車椅子は自走することを主として考えていないので、立ち上がりがしやすいように座面は高めに設定してあることが多いです。)
体格は人それぞれなので一概には言えませんが、足漕ぎをする前提で車椅子を選ぶ場合、座面の高さは40cm以下の車椅子が望ましいと思います。(特に小柄な方は)
理由としては、座シートにクッション性が無い時には車椅子用クッションを使用することも考えられるので、それくらい座面高が低めだとクッションを敷いたとしても座面高が高くなりすぎず、足こぎへの影響も少なくなるからです。
座面が低い車椅子を選ぶ際の注意点
足漕ぎが行いやすいようにと座面の高さが低めの車椅子を選んだ場合、ひとつ注意してほしいことがあります。
それは「低い座面で立ち上がり動作を問題なく行えるか?」という点です。
足漕ぎをする時の車椅子の座面高を考える時は
- 足漕ぎが行いやすい座面高
- 問題なく立ち上がることができる座面高
この二つの条件を満たせるように考えることがポイントです。
家族だけでこの条件が満たされるかわかればいいですが、わからない場合は、福祉用具専門相談員や理学療法士などに相談してチェックしてもらってください。
②靴底が滑りにくい靴を選ぶ
前項のように車椅子の座面高を適正にしても足漕ぎがまだ行いにくい場合は、靴底が滑りにくい靴を選ぶと足漕ぎが行いやすくなります。
例えば、問題なく立ち上がることができる座面高は最低43cmは欲しいが、そうすると足漕ぎをする時に足が少し滑るような感じになってしまう場合。
このような場合には、靴底がグリップ力の高いものを選ぶと良いです。
近くの靴屋さんで靴底が滑りにくい素材になっている靴を見つけられれば良いですが、もし見つけられない場合は、介護シューズを取り扱う福祉用具販売店で聞いてみてください。
介護シューズ大手の徳武産業株式会社さんでは靴のパーツオーダーも行っていて、靴底をグリップ力の高いゴム底に変更することもできます。



グリップ力の高いゴム底は足漕ぎには最適です。
既製品の靴で間に合わない場合はパーツオーダーをしてみるというのも一つの方法になります。
介護シューズについて色々解説している記事もありますので、参考にしてみてください。


まとめ
車椅子を使用する場合はレンタルされることが多いと思います。
レンタルの場合は、車椅子をレンタルする会社の福祉用具専門相談員に「足漕ぎを行いやすい車椅子が希望」と伝えれば、利用者の状態・状況に合う車椅子を選んでくれると思います。
購入する場合は、この記事を参考に足漕ぎに適した座面高の車椅子を選んでください。
もし、すでに購入してしまっている場合は、座面に付いているクッションを外したり、クッションを足したりして高さを調整してみてください。









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