【熱中症はこれで対策】熱中症リスクを事前に検知するアイテム

ふくし
福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員15年目のふくしです。
役に立つ介護用品や便利な機能が色々あるのに、介護の現場では知らない人が多いと実感。少しでも介護者の負担やストレスを減らせるよう効果的な機能の活用方法や色々な介護用品を紹介していきたいと思っています。
高橋さん    (介護者)

これから暑くなってくるけど、日中は独居なので熱中症にならないか心配。

佐藤さん    (介護者)

エアコンを付けるように言っても、なかなか付けないこともあるので熱中症が心配。

ふくし

熱中症リスクを事前に知ることができるアイテム、ありますよ。

これから段々と気温が上がってきて熱中症の危険が出てくる季節ですが、そんな熱中症になる前に「そろそろ危ないですよー。涼しいところで休んで、水分・塩分を補給してくださいねー。」と知らせてくれるアイテムがあるのをご存じですか?(実際こんな音声は出ませんが…(^^;))

この記事では、熱中症になる危険性が高くなってきた時に知らせてくれるアイテム「カナリアPlus」をご紹介します。

目次

熱中症を防ぐのが難しい理由は「体感の暑さ」と「深部体温」に差があるから

人の「暑いと思う感覚」と「深部体温」には違いが出ることがあります。

( ※ 深部体温とは、脳や内臓など身体の内部の温度のこと。 )

東京消防庁の研究結果(リンクの《図3 深部体温》と《図8 暑さ感覚》)から、体感の暑さは運動終了時に最高になるのに対し、深部体温が最高になるのは運動後20分ほど休憩した後でした。

カナリアPlusのパンフレットより

この、本人は暑く感じていないのに深部体温は警戒体温まで上がっているということが、本人の感じる感覚だけでは熱中症リスクを判断できないということに繋がっているんです。

この「カナリアPlus」は熱中症の原因となる深部体温の上昇を検知し、熱中症リスクを可視化する機械です。

出典:Biodata Bank株式会社(カナリアPlus

医療機器にも採用される方法を応用し、累計5万人以上から収集したバイタルデータをもとに作られたことで、医療機器に相当する精度があります。

それでは、特徴と使用する際に注意する点をご紹介します。

特徴① 手首に付けるだけで操作が不要

本体の裏側(手首に当たる部分)にセンサーが付いているので、腕時計のように手首に付けるだけで勝手に深部体温を測り続けてくれます。

必要な操作は〈最初に電源ボタンを押す〉たったこれだけ。一度電源を入れるとオフになることはありません。

(※腕時計型ですが、時計の機能はありません。)

特徴② 「LEDランプ」「アラーム」「振動」で知らせてくれる

深部体温が38℃前後になったらLEDランプが赤くなりアラーム(12秒)が鳴るようになっていますが、聞き取れなかった場合や耳が遠い方でも分かるように、振動でも伝えてくれます。

熱中症リスクの低下が確認されると、LEDは赤から緑に戻ります。

特徴③ 振動・衝撃耐性と熱耐性がある

激しくぶつけても壊れない振動・衝撃耐性があることに加え、周辺気温が80℃までの環境でも動作する耐久性を持っています。

特徴④ 防塵・防水性

手洗いや雨の日に取り外す必要がないし、汗によって壊れることもありません。また、砂や粉塵が内部に侵入しないので、畑仕事をする方でも大丈夫。

特徴⑤ 使い捨て

実はこのカナリアPlusは使い捨てになっています。

特徴①で、電源を入れたらオフになることは無いと書きましたが、電源がオフになる時は電池が切れる時ということです。

電池が切れたらもう捨ててしまいます。使用可能期間は電源を入れてから約5カ月ほど。

ふくし

使い捨てと知ってビックリしましたが、確認したところ以下のような答えでした。

使い捨ての理由として、

  • 充電切れによって深部体温を検知できていなかったというリスクを無くす為。
  • ワンシーズン使い切りのシンプル設計にして、年齢・国籍を問わず誰でも使えるようにする為。

ということがあるそうです。

使用する際の注意点

使用する際の注意点はいくつかありますが、特に気になったことをご紹介します。

  • 運動や畑作業などを数十分行ったあとに、カナリアPlusを付けていないことに気付いて途中から付けた場合、判定精度が下がる可能性があります。本格的に動き出す前に付けるようにしてください。
  • 手首に付ける時に手首と機械の間に衣服を挟んでしまうと、正確に測れない可能性があります。必ずセンサーが直接肌に触れるようにしてください。
ふくし

正しく着用することで正しく測定できるので、注意事項は必ず読んでください。

温暖化とともに発症リスクが高くなってきている熱中症。

しっかりと予防・対策することで発症リスクを抑えられるので、今回紹介した「カナリアPlus」も予防・対策のひとつに使ってみてはいかがでしょうか。

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