高橋さん (介護者)薬の飲み忘れが最近増えてきているので、忘れず飲むように声掛けしていてもやっぱり忘れることがある。



介護の仕事をしていると「薬の飲み忘れ」はよく耳にします。多いですよね~。今回は薬の飲み忘れ対策をご紹介します。
薬の飲み忘れは高齢者に限らず若い方でもありますが、その頻度は全然違います。
飲み忘れないように注意していてもどうしても忘れてしまう。
これは何かアイテムを使わないとなかなか解決することは難しいと思います。
朝・昼・夜いつの薬を飲み忘れたのかも分からないとなると、よりしっかりと管理しないといけないでしょう。
そこでこの記事では、薬の飲み忘れの対策についてご紹介したいと思います。薬の飲み忘れを無くしたい方はぜひご一読ください。
薬に関する困りごと1位は「飲み忘れ」
一般社団法人 くすりの適正使用協議会によるホームヘルパー約400名を対象としたアンケート調査の結果、「日常の業務で利用者の薬に関する困りごと」では【薬の飲み忘れ】は1位でした。
出典:一般社団法人 くすりの適正使用協議会



約64%のヘルパーが薬の飲み忘れで困ったことがあるんですね。
また、「利用者の薬について困る頻度」をヘルパーにアンケート調査した結果、50%以上のヘルパーが薬について何かしら困っていることがわかっています。
出典:一般社団法人 くすりの適正使用協議会
実際、私も利用者宅を訪問すると、明らかに「この薬は管理されていないな」という状態(色んな所に薬が置いてある、ベッドの下に薬が落ちているなど)のお宅を拝見することがあります。



飲み忘れると体調に影響が出るという方もいますので、薬の飲み忘れを1度でも見かけたら注意して様子を見てほしいと思います。
薬の飲み忘れを防止する方法4選
薬の飲み忘れ対策として4つご紹介しますが、どの方法が合うかは利用者の状態や家族の介護状況によって異なりますので、それらを踏まえて選ぶようにしましょう。
①お薬カレンダー
お薬カレンダーは利用されている方も多く認知度も比較的高いと思いますが、薬を入れるポケットが4回(朝・昼・夜・寝る前)×1週間の計28個ついた壁掛けタイプをよく見かけます。
壁掛けタイプのお薬カレンダーは全体的にサイズが大きいので、飲み忘れたかどうかが一目でわかりやすいと思います。
置く場所にも困らず、少し離れた場所からでも確認しやすいのが良いですね。
それでは、おすすめのお薬カレンダーをご紹介します。
【コジット】入れやすくて出しやすいお薬カレンダー
このお薬カレンダーの最大の特徴は、薬をセットするポケットがマジックテープで付け外しできるという点です。
ポケットを取り外すことで、薬がセットしやすくなりますし、薬が取り出しやすくもなります。
お薬カレンダーが壁にかかったままポケットから薬を取り出そうとすると、ちょっと取り出しにくかったりしますが、そのストレスが解消されますね。
また、薬を飲むタイミングを書く見出しには、何も書いていない空白の見出しも付いているので、薬を飲むタイミングに合わせて自由に書くことができます。



空白の見出しに「食間」など自由に書き込んでセットできるのが良いですね。
- 朝、昼、夜、寝る前の1日4回、1週間分のカレンダー
- 朝、昼などの見出しは差し込み式で、空白の見出しも付属
- 薬を入れるポケットはマジックテープで付け外しできるので、取り外せばセットしやすく且つ薬も取り出しやすい
- カレンダーの下側にはお薬手帳や目薬、塗り薬などの小物が入るポケット付き
【東武商品サービス】週間投薬カレンダー(1日4回用)
このお薬カレンダーの特徴は、薬を入れるポケット(透明のビニール部分)に自由に書き込める点です。
ホワイトボード用のマジックで書くことができ、ティッシュで消すことができるようになっているので、書きたいことが変わっても大丈夫。
薬を飲むときに注意しなければならないことやその日の予定など、自由に書き込めます。



「病院に行く」などのその日の予定を書き込めば、朝の薬を取る時についでに予定を確認できますね。
また、ポケットにはマチが付いているので、薬の量が多い方にも適しています。
- 朝、昼、夜、寝る前の1日4回、1週間分のカレンダー
- ポケットはホワイトボード用のマジックで書くことができて、ティッシュで消せる
- ポケットはマチ付きだから出し入れしやすいし、1回分の量が多くても大丈夫
- カレンダーの下側にはお薬手帳や診察券などの小物が入るポケット付き



2週間分のカレンダーもあるので、できるだけまとめて入れたい方はそちらの方が薬をセットする手間が省けますね。
②お薬ケース
お薬ケースは、壁掛けタイプのお薬カレンダーと同じような感じで使える服薬管理アイテムです。
壁掛けタイプだと見忘れてしまいそうという方は、普段食事をするテーブルの上に置いておけるお薬ケースの方が合うでしょう。



薬を飲むタイミングは基本的に食前食後がほとんどですからね。
おすすめのお薬ケースはこちらです⤵
【幸和製作所】テイコブ Myカルテくすり整理キープケース
お薬ケースも色々ありますが、このお薬ケースの良いところはポケットの底に丸みが付いていること。
底に丸みが付いていると、1錠ずつ切り離した薬など小さい薬でも取り出しやすいので、「薬が取りにくくてイライラする」といったストレスがありません。
また、ケースの裏面には滑り止めが付いているので、薬を取り出すときもケースが動きにくくなっています。
- 朝、昼、夜、寝る前の1日4回、1週間分のカレンダー
- 薬が入るポケットの底は丸みが付いているので、小さい薬でも取り出しやすい
- 裏面には滑り止めが付いているので、薬を取り出す時もケースがずれにくい
- フタが付いているのでホコリが入りにくい
お金を掛けずにお薬ケースを自作
私が担当していた利用者で、以下のようにお薬ケースを作られていた方もいました。
牛乳パックを底から3cmぐらいの高さで切ったものを3つ繋げて、1日分(朝・昼・夜)のお薬ケースを作られていました。その方は、夜の薬を飲み終えたら翌日分の薬をケースに入れるというふうにされていました。



簡単に作ることもできるので、これで管理できる方は、普段パック飲料を飲んでいるのならお薬ケースの購入費用も抑えられますね。
③アラーム付き服薬管理アイテム
お薬カレンダーやお薬ケースを使っても薬を飲み忘れてしまう方は、音と光で知らせるアラーム付きの服薬管理アイテムを使うといいでしょう。
音で知らせてくれるだけで、飲み忘れを防ぐ確率は大きく上がると思います。
【ドリテック】服薬管理アイテム「お薬DAYアラーム」
この商品は、朝・昼・夜・寝る前と1日4回アラームをセットすることができます。
薬を飲む時間をあらかじめセットし、時間がきたら30秒間アラームがなり、ボタンを押すとアラームが止まるという使い方。



アラームが鳴っている時に、ちょうどトイレに行っていたら聞き逃してしまいそう。



大丈夫です。アラームを聞き逃しても5分後に再度アラームが鳴るようになっています。
アラームを止めるボタンを押すと、薬のマークが消えて「OK」マークが付くようになっているので、もし聞き逃したまま放置していたら、アラームを止めていないということがすぐにわかります。
なので、家族がそれに気づいたら、薬が飲めていない可能性があるということを知ることができるということですね。
この商品が有効に使える方は、食事の時間が毎日大体決まっている方になります。
その理由は、アラームが鳴る時間をセットしたら、翌日以降も同じ時間にアラームが鳴るようになっているから。
食事の時間が日によって結構違うという方は、薬を飲みたい食事前後の時間と全く違う時間にアラームが鳴ってしまうということにもなるので、こういう方にはあまり適しません。
- 朝、昼、夕、寝る前の4回まで設定可能
- セットした時間になると光と音で知らせてくれる
- スヌーズ機能付き
- アラームを留めると「OK」が表示されるので、アラームに気付いたかを家族も確認できる
- 日付が変わると「OK」がリセットされ、毎日同じ時間にアラームが鳴る(リピート機能)
- 音量は大・小・無音の3段階
④スマホで管理
スマホを常に持ち歩いているまたは日常的に使っている高齢者であれば、スマホを使って服薬管理をする方法もあります。
スマホで飲み忘れを防止する為の方法は以下の2つ。
どちらもアラームを聞き逃した際に再度アラームが鳴るスヌーズ機能があるので、使いやすい方を試してみてください。
服薬管理アプリを使う
一つ目は、服薬管理アプリのアラーム機能を活用する方法です。
服薬管理アプリは飲む薬の名前や1回の用量など、お知らせする項目を細かく設定することができたり、過去の服薬状況(いつ飲み忘れがあったかなど)を確認できるのが特徴。
服薬管理アプリは色々出ていて使い方は様々ですが、ニックネームの設定や薬の名前・用量などの登録が必要だったりすることが多いです。
また、中にはアプリを使う為に会員登録が必要なものもありました。



服薬管理アプリを色々ダウンロードして使ってみましたが、薬の登録などは正直面倒くさいなと思いました。
スマホに最初からある時計アプリを使う
スマホを目覚まし時計代わりに使ったことはありませんか?
二つ目は、スマホに最初から入っている時計アプリの中のアラーム機能を活用する方法です。
アラームが鳴る時間を設定することに加え、アラームが鳴る曜日を日曜から土曜まで全て選択すれば、毎日設定した時間にアラームが鳴るように設定できます。
もちろん、アラームの時間はいくつでも作れるので、朝・昼・夜・寝る前など複数のアラームをセットすることも可能。
この方法であれば、服薬管理アプリのようなニックネームや薬の名前・用量などの登録は不要なので、ややこしくなく使えると思います。



アラームでお知らせするだけならこの方法で十分だと思います。
まとめ
高齢者の薬の飲み忘れはよくあることですが、飲み忘れると日々の生活に支障がでるという方もいると思います。
薬の飲み忘れが目立つようになってきたら、今回紹介したような対策で服薬管理をしてみてください。












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