小さな体位変換を誰でも簡単に行える体位変換器

ふくし
福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員14年目のふくしです。
役に立つ介護用品や便利な機能が色々あるのに、介護の現場では知らない人が多いと実感。少しでも介護者の負担やストレスを減らせるよう効果的な機能の活用方法や色々な介護用品を紹介していきたいと思っています。

寝たきりの方や寝返りが困難な方の姿勢(体位)を定期的に変える為に使用する体位変換器。

体位変換器をレンタルして自宅で定期的に体位変換をして床ずれができないようにしている介護者もいらっしゃると思います。

高橋さん    (介護者)

体位変換器を使っているけど、体を少し浮かせて体位変換器を挿しこむのって、結構大変なのよね。

今回はこんな悩みが解消できるかもしれない体位変換器をご紹介したいと思います。

目次

体位変換器は床ずれ予防の目的で体を傾ける為だけでなく、体とベッドの間にできた隙間を埋めるように差し込んで安定した楽な姿勢をとれるようにする為にも使われるため、さまざまな形状や硬さのものがあります。

枕型やブーメラン型、三角形や長さが1m以上あるロングタイプなど、本当にたくさんの種類があります。

体位変換の実施間隔は、「2時間以内を目安に体位を変えるといい」ということをよく聞きますが、この「2時間」は標準マットレスを使用している場合だそうです。

除圧効果が高い床ずれ予防マットレスを使用している方の場合、体位変換の実施間隔は4時間以内の範囲で行ってもよいとされています。

ただし、皮膚(床ずれ)の状態や骨の突出具合、栄養状態など、床ずれのできやすさには個人差あるので、「2時間」「4時間」という時間はすべての人に当てはまるわけではありません。

基本的に床ずれ予防で体位変換をする時は、ずっと同じ部位を圧迫しないように以下のようにしていることが多いと思います。

STEP
右半身の下に体位変換器を挿しこんで右半身を浮かせて圧迫を弱める。
STEP
少し時間が経ったら、次は左半身の下に体位変換器を挿しこんで左半身を浮かせて圧迫を弱める。
STEP
STEP 1 と STEP 2 を定期的に繰り返す。

この体位変換のやり方で床ずれの予防や回復を図っていくと思いますが、体を少し浮かせて体位変換器を挿しこむことが大変という介護者もいると思います。

そこで体位変換器を挿しこむ介助を楽にするのが、次項で紹介する体位変換器です。

バナナフィット スモールフロータイプは「小さな体位変換」用として作られた体位変換器です。

出典:パラマウントベッド株式会社(バナナフィット スモールフロータイプ)

この体位変換器は誰でも簡単に挿しこむことができ、体を3~4度ほど傾けるぐらいの体位変換になります。

では、なぜ誰でも簡単に行えるのか? その理由は以下の通り。

  • 体位変換器を挿しこむ場所がベッド本体とマットレスの間なので、簡単に挿しこみやすい。
  • カバーに滑りやすい素材が採用されていて、端には傾斜が付いているので挿しこみやすい。
  • 抜き取りいやすいように取っ手が付いている。
  • 上面にシーツキーパーが付いているので、抜き取る際にシーツがずれにくい。

実際に使っている様子を見てみたい方は、パラマウントベッドのホームページに動画が乗っているので見てみてください。 ➡ パラマウントベッド「バナナフィット スモールフロータイプ」

ふくし

角度を大きくつける体位変換はできないので、床ずれが大きくなってしまっている方には適さないです。

この「バナナフィット スモールフロータイプ」は要介護2以上の方であればレンタルで介護保険が適用されます。

レンタルして使いたい方はお近くの福祉用具貸与事業所に問い合わせてみてください。

ただ、私の住んでいる周辺の地域では取り扱っている福祉用具貸与事業所はほとんどなさそうなので、もしかしたら全国的に取り扱っている事業所が少ないかもしれません。

レンタルできない場合は購入しかありませんが、購入では介護保険は適用されませんのでご注意ください。

今回紹介した「バナナフィット スモールフロータイプ」は小さな体位変換しかできません。

なので、床ずれが大きくなってしまっている方にはもっと適した体位変換器を使用する方が良いと思います。

床ずれ予防の段階や床ずれができかけている方の定期的な体位変換が大変だと感じている介護者は「バナナフィット スモールフロータイプ」を検討してみてください。

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