【悩み】台所作業で肘をつくので肘が痛い

ふくし
福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員13年目のふくしです。
役に立つ介護用品や便利な機能が色々あるのに、介護の現場では知らない人が多いと実感。少しでも介護者の負担やストレスを減らせるよう効果的な機能の活用方法や色々な介護用品を紹介していきたいと思っています。

私が担当していた方で、「洗い物や調理をする際に台所や流し台にいつも肘を付いて作業をされている方」がいました。

短時間立っているのは大丈夫でも、長時間立つとなると肘を付いていないと立っていられないそうです。

毎日肘を付いて台所作業をしているので、その方の肘は黒く変色しつつある状態でした。

今回は、そんな時に提案した商品をご紹介したいと思います。

目次

毎日料理をされる方は1日に台所に立っている時間が2~3時間ほどあると言われています。

年をとり活動量が減ってくると筋力低下が見られますし、膝や腰などの身体の痛みも出てきやすいです。

そうなると台所作業が段々と疲れるようになってきてしまい、台所にもたれながら作業をするようになったり、肘を付きながら作業をするようになってしまいます。

①肘用サポーター(パッド入り)

肘用のサポーターの中に、衝撃を吸収するパッドが入っている商品です。

パッドが入っていることで肘を付いても(体重を掛けても)痛みがありません。

作業をする際にサポーターを取り付けるという手間はありますが、台所だけでなく他の場所でも使用することができます。

ふくし

バレーボールに使用するようなものなので、取り付ける時にきつい感じがあります。高齢の方は取り付け時に皮膚を傷める可能性もあるので、購入される場合は適応目安のワンサイズ・ツーサイズ上を使用した方がいいかもしれません。

②衝撃を吸収するクッションテープ

こちらは体に身につけるものではなく、台所に直接貼り付けるタイプの商品です。

いつも肘を付いて作業をする場所にこの商品を張り付けるだけ。それだけで肘の痛みを軽減できるようになります。

こちらはサポーターと違い、作業をする際にわざわざ身につけなくてもいいのがメリットです。ただしクッションテープを張り付けた場所でしか使用することができません。

それぞれの商品にメリット・デメリットがあるので、使われる方の状態や性格などを考慮して選んでください。

台所作業は毎日のことなので、少しでも痛みを軽減できるようにこれらを活用していただきたいですね。

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